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内容紹介
ソフトウェア開発手法の一つである「アジャイル開発」。本書は、アジャイルコーチ(アジャイル開発を実践するチームにおける、メンバーの指導者)のあり方について、実用的な側面から解説したRachel Davies and Liz Sedley, “Agile Coaching”(The Pragmatic Programmers, LLC 2009)の翻訳書です。
チームを改善するためのヒントや効果的なミーティングの方法などを実践的に解説しています。
書誌情報
- 著者: Rachel Davies, Liz Sedley(著), 永瀬 美穂, 角 征典(訳)
- 発行日: 2017-01-15 (紙書籍版発行日: 2017-01-15)
- 最終更新日: 2017-01-15
- バージョン: 1.0.0
- ページ数: 236ページ(PDF版換算)
- 対応フォーマット: PDF, EPUB
- 出版社: オーム社
対象読者
アジャイル開発を学習済み、または実践していて、さらにスケールさせたいと考えている人や、そのチームメンバーアジャイル開発の指導方法に関心のある人、経験を積んだソフトウェア開発者、チームでの仕事を意識している人
著者について
Rachel Davies
レイチェル・デイヴィスは、アジャイルソフトウェア開発チームに対して、テスト駆動開発やユーザーストーリーを使った計画づくりなどの専門コーチングを提供している。2000 年からXP とスクラムを使ったアジャイルチームと働いている。世界中のカンファレンスで何度も講演しており、アジャイルアライアンスのディレクターでもある。アジャイルコミュニティにおいては、国際的に認知されている人物である。
Liz Sedley
リズ・セドレーは、英国ロンドンで働くアジャイルコーチ兼.NET 開発者である。主にC++/C# 開発者として、15 年間の経験がある。この4 年間は、会社そのものをよりアジャイルにしようとしている。
永瀬 美穂
アジャイルコーチ。産業技術大学院大学特任准教授。筑波大学非常勤講師。琉球大学非常勤講師。受託開発の現場でWeb アプリケーションエンジニア、プロジェクトマネージャーとしての経験を重ね、2009 年頃より所属組織でのアジャイルの導入と実践を通じ組織マネジメントを行う。現在は企業へのアジャイル導入支援やコーチングをしながら、大学教員としてアジャイル開発を教え、産学二足のわらじを履いている。2011 年よりScrum Gathering Tokyo の実行委員としてスクラムの普及促進に寄与している。主に東南アジアのアジャイルコミュニティとの交流を続け、カンファレンスでの発表多数。認定スクラムプロフェッショナル(CSP)かつプロジェクトマネジメントプロフェッショナル(PMP)。共著書に『SCRUM BOOT CAMP THE BOOK』(翔泳社)。共訳書に『ジョイ・インク』(翔泳社)。
twitter: @miholovesq
角 征典
ワイクル株式会社(取締役、プログラマ、コンサルタント)。東京工業大学環境・社会理工学院(特任講師)。アジャイル開発とリーンスタートアップのコンサルティングに従事。大学では、アントレプレナーシップ教育でデザイン思考の講義を担当。訳書・共訳・監訳書に『リーンエンタープライズ』『カンバン仕事術』『リーダブルコード』『メタプログラミングRuby 第2 版』『Team Geek』『Running Lean』『Lean Analytics』『ウェブオペレーション』(オライリー・ジャパン)、『エクストリームプログラミング』『7 つのデータベース 7 つの世界』『アジャイルレトロスペクティブズ』(オーム社)、『エッセンシャルスクラム』(翔泳社)、『プログラマの考え方がおもしろいほど身につく本』『Software in 30 Days』『サービスデザインパターン』『Clean Coder』(アスキー・メディアワークス)、『Fearless Change』(丸善出版)など。
twitter: @kdmsnr
目次
序文
I コーチングの基本
- 1. 旅のはじまり
- 2. みんなと一緒に働く
- 3. 変化を引き起こす
- 4. アジャイルチームの結成
II チームで計画する
- 5. デイリースタンドアップ
- 6. 何を作るかを理解する
- 7. 事前に計画する
- 8. 見える化する
III 品質に気を配る
- 9. 「完成」させる
- 10. テストで開発を駆動する
- 11. クリーンコード
IV フィードバックに耳を傾ける
- 12. 結果をデモする
- 13. ふりかえりで変化を駆動する
- 14. あなたの成長