ユニバーサルデザインモビリティの展望 誰もが移動できる社会へ
田中 晴美
近代科学社Digital車いすユーザーの乗降、介助容易な居住性など備えた新しいUDモビリティを考案しました。産官学民協働による実証実験のプロセスを紹介しながら移動困難者の社会活動を容易にし、誰もが共栄できる地域のあり方を提言します。
書籍情報
著者: 田中 晴美
共著者: , 西山 敏樹
発行日: 2025-10-31
最終更新日: 2025-10-31
バージョン: 1.0.0
ページ数: 136ページ(PDF版換算)ページ
対応フォーマット: PDF, EPUB
出版社: 近代科学社Digital
対象読者
バリアフリー,身体障がい者,ユニバーサルデザイン,公共交通,インフラストラクチャー,コ・モビリティ,ウェルビーイング,シビルミニマム,アメニティミニマム,DEI時代,インクルージョン,インクルーシブ,タクシー,MaaS,介護,ニュータウン,2024年問題,グリーンスローモビリティ,ワンマイル,地域再生に興味がある人
著者について
東京都市大学博士後期課程
特別支援学校、淑徳大学社会福祉学部卒業後、地方自治体に38年間勤め、定年後、再任用で勤めながら、障がい当事者及び地方公務員での知見を活かし、東京都市大学大学院でユニバーサルデザインモビリティの研究を続けている。先天性障がいで現在は車いすユーザー。
目次
第1章 失われてきた移動権(交通権)とモビリティの現代的課題
- 1.1 移動の自由と拘束
- 1.2 移動弱者と呼ばれる人たちの心理的障壁
- 1.3 外出機会から始まる社会参加
- 1.4 介助者依存の社会システムの課題
- 1.5 自治体行政の政策転換:効率主義から多様性対応へ
- 1.6 従来型福祉政策の限界から、包括的都市改革へ
第2章 ユニバーサルデザインモビリティの現状課題
- 2.1 バリアフリーとユニバーサルデザイン
- 2.2 交通機関におけるアクセシビリティの課題
- 2.3 UDタクシーの設計理念と利用実態
第3章 モビリティ実態調査による多角的分析
- 3.1 障がい者と交通に関する繰り返されるトラブル
- 3.2 一般ユーザーのモビリティニーズと課題
- 3.3 タクシー事業者が直面する運用上の諸問題
- 3.4 行政機関における交通政策の現状:都市部・郊外の比較
第4章 次世代ユニバーサルデザインモビリティのモデル化
- 4.1 新しい車両を考案する上で外せない原則
- 4.2 UD車両の3タイプモデル類型と特性
- 4.3 モニタリング調査の方法と結果分析
- 4.4 最適車両モデルのコンセプト及び設計仕様
第5章 モビリティの工学的設計と評価
- 5.1 3DCADを活用した設計プロセス
- 5.2 各専門家視点による安全性・快適性の評価
- 5.3 車いす乗車のリスク分析と対策
- 5.4 モデリング評価調査
第6章 オールドニュータウン再生とモビリティ活用
- 6.1 マイカー依存と都心回帰型現象がもたらす地域課題
- 6.2 実証実験車両の特性
- 6.3 グリーンスローモビリティでの応用
- 6.4 産官学連携による地域モビリティ革新の実践へ
- 6.5 ユニバーサルデザイン車両がもたらす地域再生と住民のウェルビーイング