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ケヴィン・ケリー著作選集 2

達人出版会

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ケヴィン・ケリーが自身のブログ「The Technium」にてCreative Commonsライセンス(CC BY-NC-SA)で公開しているエッセイから、『技術は無料になりたがる Technology Wants To Be Free』『グーグル方式の科学 The Google Way of Science』などの25編を収録。翻訳はこれまで100編以上のケヴィン・ケリー作品を翻訳してきた堺屋七左衛門。(序文: shino)

※本書はCC BY-NC-SAにより配布されています。上記の「入手」ボタンは会員向けの入手方法のため、ログインが必要です。アカウントを作りたくない場合は、下記リンクよりダウンロードしてください。

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内容紹介

この本に収録したケヴィン・ケリーのエッセイは主に技術に関するものですが、話題の範囲は、それ以外にも、文明、インターネット、計算機、科学、ビジネス、芸術、未来観など多岐にわたっており、それぞれ興味深いエピソードとともに鋭い洞察を示しています。全体を通じて、技術に対して肯定的かつ楽観的な立場をとっていることが特徴です。

いくつか概要を紹介しておきましょう。shino さんが言及している“スーツを着た立派な人に、おまえの考えはけしからんと怒られしまったエピソード”は、第13 章「技術は無料になりたがる」にあります。航空運賃も含めて、多くのものが無料へ向かっているというケヴィン・ケリーの主張を説明したもので、前巻に収録した「無料より優れたもの」の姉妹編のようなお話です。そして第16 章「グーグル方式の科学」と第17 章「ジリオニクス―超大量の世界―」は、ビッグデータという言葉こそ使っていませんが、まさに近頃よく聞くビッグデータに関する解説です。また第22 章「アーミッシュのハッカーたち」は、昔の生活様式を守り続けるアーミッシュを取り上げて、新しい技術に対して取るべき態度について考察しています。

その他、この本には全部で25 点のエッセイが収録されています。いずれも私が面白いと思って翻訳した文章です。お楽しみいただければ幸いです。

(「はじめに」より抜粋)

書誌情報

  • 著者: ケヴィン・ケリー, 堺屋七左衛門(翻訳)
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2013-03-14
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 173ページ(A5PDF版換算)
  • 対応フォーマット: EPUB, PDF
  • 出版社: 達人出版会

対象読者

一般向け、とりわけ新しい技術がもたらす社会的・文化的な影響に興味のある人、ホール・アース・レビューやWIRED誌の好きな人

著者について

ケヴィン・ケリー

現在は雑誌WIREDの「上級一匹狼」という役職についている。1993年にWIREDを共同で設立し、その創刊から1999年まで編集長を務めた。最近の著書としては、バイキング/ペンギン社から What Technology Wants という本を2010年10月18日に出版した。また、毎月50万人のユニークビジター(重複を除外した利用者数)があるウェブサイト Cool Tools の編集者兼発行人でもある。1984年から1990年まで非正統的技術情報の専門誌『ホール・アース・レビュー』の発行人兼編集者だった。今も続くハッカーズ・カンファレンスの共同創設者であり、また、1985年に始まった先駆的なオンラインサービス WELL の設立に関与した。ベストセラーとなった書籍 New Rules for the New Economy (邦訳『ニューエコノミー勝者の条件―ウィナー・テイク・オール時代のマーケティング10則』)、分散化した創発的システムに関する古典的作品 Out of Control (邦訳『「複雑系」を超えて―システムを永久進化させる9つの法則』)などの著書がある。

堺屋七左衛門

大阪市生まれ、神戸市在住。大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程修了。今のところはメーカー勤務の技術者。2008年から「七左衛門のメモ帳」で翻訳を発表している。
興味のあること: 日本語、英語、ヨット、ソフトウェア開発、ロボット工学など。
twitterアカウント: @sakaiya

目次

序文(shino)
はじめに
第1章 知性の可能性を示す地形図
第2章 何でも計ることが安すぎる
第3章 見苦しいものを探す
第4章 注目が流れるところにお金はついて来る
第5章 思考主義
第6章 増大する無知
第7章 13世代
第8章 科学技術にだまされている?
第9章 生き続けている古代の技術
第10章 反復する創造
第11章 人間は何者であるべきなのか?
第12章 欠落した近未来
第13章 技術は無料になりたがる
第14章 保管とは移動すること
第15章 クラウドの文化
第16章 グーグル方式の科学
第17章 ジリオニクス —超大量の世界—
第18章 クラウドのためのクラウドブック
第19章 所有するよりも都合が良い
第20章 技術の均一化
第21章 多様な種、一つの知性
第22章 アーミッシュのハッカーたち
第23章 技術の民族性
第24章 知識の相関図
第25章 技術を衰退させるべき理由
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