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スクラム現場ガイド スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本

マイナビ出版

3,480円+税

本書は、1年目にスクラムとアジャイルで『どんなことが起きるか』についての本です。筆者が、1年目のアジャイルにまつわる物語を集め、難しいポイントと、それに対するソリューションをまとめています。

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内容紹介

スクラムやアジャイルをやってみて、道に迷ったように感じているあなたへ

(この本は『The Scrum Field Guide: Practical Advice for Your First Year』の翻訳本です)

本書は、1年目にスクラムとアジャイルで『どんなことが起きるか』についての本です。筆者が、1年目のアジャイルにまつわる物語を集め、難しいポイントと、それに対するソリューションをまとめています。

(以下、著者による「まえがき」より抜粋)

スクラムやアジャイルを始めようと思っていたり、まさに始めたところだったり、1年くらいやってきて道に迷ったように感じているなら、本書はあなたのためにある。僕は公式には、新たにプロジェクトを始めて6ヶ月から18ヶ月の12ヶ月の間にいる企業が対象だとしている。

本書は実践主義者のためにある。あなたが理論や難解な議論に興味があるなら、他の本を選んだほうがいい―そうしたスクラムやアジャイルの素晴らしい本はたくさんある。そうでなく、実践的なアドバイスや現実のデータ、僕が実際にマイクロソフトのプロジェクトに参加したり、他の会社でチームをコーチしたり、フォーチュン100企業でコンサルティングしたりしてきた経験に興味があるなら、本書をおすすめする。

アジャイルに向けた旅をする中で、旅程のどのあたりであろうと、いま経験しているのは普通のことだと優しく教えてもらえれば有り難いものだ。いまの状況に対処するためのアイデアや、成功の鍵まで聞ければ、さらに助かる。本書はそうしたすべてを提供しており、必要な章だけ読めばいいように構成している。もちろん、パートを通して読んでも、全体を読んでもいい。現実的な状況なのであなたにとっても理解しやすく、紹介しているソリューションはどんなチームでも使える。

ページをめくって物語を読んでほしい。本書を頼れる仲間として、あなたはスクラムやエクストリームプログラミングのいいところも悪いところも一緒に経験することになるだろう。

本書はどの章からでも、どんな順番でも、いつでも読めるようになっている。それぞれの章は物語か始まる。物語はすべて僕が参加したりコーチしたチーム、企業、プロジェクトからとったものだ。ご想像の通り、何の罪もない人びとのため、名前は変えている(罪がないとは言い切れない連中もいるけれど)。

物語を読んだら、次はモデルを紹介するが、こちらも同じくらい聞き覚えがあると思う。紹介するモデルは僕が現場で、物語で現れたような問題を解決するのに使うものだ。中には不快に感じたり、あなたの会社ではうまくいくと思えないものもあるだろう。

僕としては、アドバイスを無視したいという感情や、モデルを変えてしまう衝動とは何としても戦ってほしい。少なくとも3回はそのままで試してみて、結果を見てほしい。驚くような結果になるかもしれない。各章の終わりには成功の鍵をまとめており、あなたが実現に成功するか失敗するか、その鍵となる要因を説明している。

本書は4つのパートに分かれている。

第1部「準備」ではスクラムを始めるに当たってのアドバイスと、成功に向けた準備について書いている。スクラムの導入を検討しているか、始めたばかりならばここから読むのがいい。

第2部「現場の基本」では、アジャイルのやり方を始めるとチームや組織が出会うことになる初期の障害物を、乗り越える助けとなるいくつかの項目について議論している。スクラムを実践していて、問題を抱えているなら、ここから始めるといい。

第3部「救急処置」は会社が抱える、より大きく深い問題に対応する方法をまとめている。プロジェクトへ要員追加するやり方や、機能不全になったデイリースタンドアップの直し方などだ。ここで紹介する状況は、あなたが最初の1年間のどこかのタイミングで遭遇するものになる。このパートではトリアージと治療によって、あなたのチームを健康に戻す方法を紹介している。

最後のパート「上級サバイバルテクニック」で取り上げる事項は、人びとがタイミングに関係なくよく悩まされているものだ。アジャイルやスクラムでのプロジェクトのコスト算出、契約の作り方、ドキュメントの書き方などだ。

あなたがまったく新たにスクラムを始めるところならば、末尾の付録で簡単に説明してる。基礎知識がないのであれば、ここで用語を学ぶといい。本書の前に、他の本でスクラムを勉強するのもいいだろう。

書誌情報

  • 著者: Mitch Lacey(著), 安井力, 近藤寛喜, 原田騎郎(訳)
  • 発行日: (紙書籍版発行日: 2016-02-29)
  • 最終更新日: 2016-02-29
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 404ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: マイナビ出版

対象読者

著者について

Mitch Lacey

アジャイルの実践者でありコンサルタント。Mitch Lacey & Associates, Inc. の創立者。アジャイルの原則とプラクティス、スクラムやエクストリームプログラミングを企業が適用し、効率改善を実現する支援を得意としている。

安井力

アジャイルコーチ、コンサルティング、ファシリテーター、ゲームを使ったワークショップのデザインと提供を中心に、開発者、翻訳者、柴犬の飼育などをしています。柴犬はきなこ(5歳♀)、その娘のくるみ(2歳♀)の2人を室内で飼っており、仕事に疲れたときに癒やされたり、仕事中に絡まれて癒やしたりしています。好きなものはアジャイルな開発、テスト駆動開発(TDD)とPython、指輪物語と日曜大工です。きなこが好きなのは人間と寝ることで、誰かベッドに入るとすっ飛んできます。くるみが好きなのはきなこ母さんとベッドの下です。犬と奥さんのおかげで元気に働いています。

近藤寛喜

freee 株式会社ではたらくソフトウェアエンジニア。休日は妻と二人で戸越銀座や武蔵小山商店街をぶらぶら食べ歩くのが最近の流行り。好きなことは顧客に価値を届けること。好きなものはデベロッパーテスティング、チームの改善、妻が作るごぼうサラダ、同僚との卓球。好きなプログラミング言語はRubyとJavaScript(ES2015)とJava9(JigSaw楽しみ)。日々の仕事をよりよくするため、本書を片手に日々奮闘中。

原田騎郎

株式会社アトラクタ代表 アジャイルコーチ、ドメインモデラ、サプライチェーンコンサルタント。認定スクラムプロフェッショナル。外資系消費財メーカーの研究開発を経て、2004年よりスクラムによる開発を実践。ソフトウェアのユーザーの業務、ソフトウェア開発・運用の業務の両方を、より楽により安全にする改善に取り組んでいる。スプリントゴールを達成して、レビューをすばやく完了し、明るいうちにビール飲みながらふりかえりが出来るのが、スプリントの成功だと思っている。なかなか成功しない、スクラムは難しい。

目次

1章 スクラム:シンプルだが簡単ではない

第1部 準備

2章 仲間と共に旅立つには

3章 チームコンサルタントでチームの生産性を最適化する

4章 ベロシティの測定

5章 スクラムの役割

6章 スプリントの長さを決める

7章 完成を知る

8章 専任スクラムマスターの利点

第2部 現場の基本

9章 エンジニアリングプラクティスのスクラムにおける重要性

10章 チームのコアタイム

11章 リリースプランニング

12章 ストーリーやタスクを分割する

13章 欠陥を抑制する

14章 サステインドエンジニアリングとスクラム

15章 スプリントレビュー

16章 ふりかえり

第3部 救急処置

17章 生産的なデイリースタンドアップ

18章 第4の質問

19章 ペアプログラミング

20章 新しいチームメンバー

21章 文化の衝突

22章 スプリント緊急手順

第4部 上級サバイバルテクニック

23章 持続可能なペース

24章 動作するソフトウェアを届ける

25章 価値の測定と最適化

26章 プロジェクトのコストを事前に考える

27章 スクラムにおけるドキュメント

28章 アウトソースとオフショア

29章 巨大なバックログの見積もりと優先順位付け

30章 契約の記述

付録 スクラムフレームワーク

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