試験公開中

プログラミングElixir
販売終了
このエントリーをはてなブックマークに追加

プログラミングElixir

オーム社

3,080円 (2,800円+税)

販売終了 世界的なRubyプログラマであるDave Thomas氏が書いた、プログラミング言語Elixirの本格的解説書、“Programming Elixir 1.2”の日本語訳です。通常のプログラミングから、並行処理、さらなる応用へと順を追って進む構成になっています。

※本書の販売は終了いたしました。本書の改訂版である「プログラミングElixir(第2版)」を販売しておりますので、こちらをご利用下さい。

関連サイト

本書の関連ページが用意されています。

内容紹介

Elixir(エリクサー)は、並行処理を得意とするプログラミング言語ErlangのVM(エンジン部分)を基盤とし、Erlangよりもなじみやすい文法を採用したプログラミング言語です。

本書は、世界的なRubyプログラマであるDave Thomas氏が書いた、プログラミング言語Elixirの本格的解説書、“Programming Elixir 1.2” (Pragmatic Bookshelf, 2016) の日本語訳です。通常のプログラミングから、並行処理、さらなる応用へと順を追って進む構成になっています。本書を読むことで、Elixirらしいプログラミングを学ぶことができます。

書誌情報

  • 著者: Dave Thomas(著), 笹田耕一, 鳥井雪(訳)
  • ページ数: 344ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF
  • 出版社: オーム社

対象読者

向上心のあるプログラマ、Elixirに興味のある人、Rubyユーザ、Erlangユーザ、プログラミングを学んでいる学生、情報系の大学生

著者について

Dave Thomas

クールなものを伝道するのが好きなプログラマ。The Pragmatic Programmer (『達人プログラマー』)の共著者で、アジャイルソフトウェア開発宣言の著者の一人でもある。彼の著書 Programming Ruby (『プログラミング Ruby』)は、プログラミング言語 Ruby を世界に紹介し、Agile Web Development with Rails (『Rails によるアジャイル Web アプリケーション開発』)は Rails が一世を風靡する最初の一押しとなった。

笹田耕一

プログラミング言語 Ruby を開発するプログラマ。Heroku, Inc. SMTS、一般財団法人Ruby アソシエーション理事。楽天テクノロジーアワード 2008 Ruby 賞、The Ruby HeroAawards 2016 等受賞。他の監訳に『アンダースタンディング コンピュテーション』(オライリー・ジャパン、2014)。好きな Elixir の機能はマクロ。

鳥井雪

プログラミング言語 Ruby を使用するプログラマ。株式会社万葉所属。楽天テクノロジーアワード 2013 ルビー賞受賞。他の訳書に『ルビィのぼうけん』(翔泳社、2016)。好きな Elixir の機能はパイプ演算子。

目次

Elixir 作者による前書き

はじめに(正当化のむなしい試み)

第1章 赤いカプセルをとれ

  • 1.1 プログラミングはデータの変換をするものだ
  • 1.2 Elixir のインストール
  • 1.3 Elixir の実行
  • 1.4 この本を読むにあたって
  • 1.5 練習問題
  • 1.6 Think Different(ly)

第I部 伝統的なプログラミング

第2章 パターンマッチ

  • 2.1 代入:あなたの考える代入は、私の考える代入ではない
  • 2.2 もっと複雑なマッチ
  • 2.3 _(アンダースコア)で値を無視する
  • 2.4 変数の束縛は(マッチ中で)一度だけ
  • 2.5 等号記号の別の見方

第3章 不変性

  • 3.1 あなたはすでに(いくつかの)不変データを知っている
  • 3.2 不変データは既知のデータ
  • 3.3 不変性の性能への影響
  • 3.4 不変データでコーディングする

第4章 Elixir の基礎

  • 4.1 組み込みの型
  • 4.2 値型
  • 4.3 システム型
  • 4.4 コレクション型
  • 4.5 マップ
  • 4.6 名前、ソースファイル、慣習、演算子など
  • 4.7 変数スコープ
  • 4.8 基礎の終わり

第5章 無名関数

  • 5.1 関数とパターンマッチ
  • 5.2 一つの関数、複数のボディ
  • 5.3 関数は関数を返すことができる
  • 5.4 関数を引数として渡す
  • 5.5 関数はコアだ

第6章 モジュールと名前付き関数

  • 6.1 モジュールのコンパイル
  • 6.2 関数のボディはブロックだ
  • 6.3 関数呼び出しとパターンマッチ
  • 6.4 ガード節
  • 6.5 デフォルトパラメータ
  • 6.6 プライベート関数
  • 6.7 素晴らしきパイプ演算子|>
  • 6.8 モジュール
  • 6.9 モジュールの属性
  • 6.10 モジュールの名前:Elixir、Erlang、そしてアトム
  • 6.11 Erlang のライブラリにある関数の呼び出し
  • 6.12 ライブラリを見つける

第7章 リストと再帰

  • 7.1 ヘッドとテイル
  • 7.2 ヘッドとテイルによるリストの処理
  • 7.3 ヘッドとテイルを使ったリストの構築
  • 7.4 map 関数の作成
  • 7.5 再帰中の値の保持
  • 7.6 より複雑なリストのパターン
  • 7.7 実践List モジュール
  • 7.8 リストと仲良くなろう

第8章 マップ、キーワードリスト、セット、構造体

  • 8.1 マップとキーワードリスト、どちらを使うべきか
  • 8.2 キーワードリスト
  • 8.3 マップ
  • 8.4 マップのパターンマッチ
  • 8.5 マップの更新
  • 8.6 構造体
  • 8.7 入れ子になった辞書構造体
  • 8.8 セット
  • 8.9 大いなる力には大いなる誘惑が伴う

第9章 寄り道:型とは何か?

第10章 コレクションの処理―――Enum とStream

  • 10.1 Enum―――コレクションの処理
  • 10.2 ストリーム―――遅延列挙
  • 10.3 Collectable プロトコル
  • 10.4 内包表記
  • 10.5 神業との訣別

第11章 文字列とバイナリ

  • 11.1 文字列リテラル
  • 11.2 「文字列」という名前
  • 11.3 シングルクオートで囲まれた文字列―――文字コードのリスト
  • 11.4 バイナリ
  • 11.5 ダブルクオート文字列はバイナリ
  • 11.6 バイナリとパターンマッチ
  • 11.7 見慣れた、けれど奇妙な

第12章 制御フロー

  • 12.1 if とunless
  • 12.2 cond
  • 12.3 case
  • 12.4 例外の発生
  • 12.5 例外を使ったデザイン
  • 12.6 少ない努力で、大きな成果

第13章 プロジェクトを構成する

  • 13.1 プロジェクト: GitHub からIssues を取得
  • 13.2 タスク: mix を使って新しいプロジェクトを作る
  • 13.3 変換:コマンドライン解析
  • 13.4 ステップ: 基本的なテストを書く
  • 13.5 変換:GitHub からの取得
  • 13.6 タスク: ライブラリを使う
  • 13.7 変換:レスポンスを加工する
  • 13.8 変換:データを並び替える
  • 13.9 変換:最初のn 個を取り出す
  • 13.10 変換:テーブルに整形
  • 13.11 タスク:実行可能なコマンドを作成
  • 13.12 タスク:ロギングの追加
  • 13.13 タスク:コメントのテスト
  • 13.14 タスク:プロジェクトドキュメントの生成
  • 13.15 データの変換によるコーディング

第II部 並行プログラミング

第14章 複数のプロセスを使う

  • 14.1 シンプルなプロセス
  • 14.2 プロセスのオーバヘッド
  • 14.3 プロセスが死ぬとき
  • 14.4 Parallel Map―――Erlang の“Hello, World”
  • 14.5 フィボナッチサーバ
  • 14.6 Agents―――難問
  • 14.7 プロセスで考える

第15章 ノード―――分散システムの要

  • 15.1 ノードの名前付け
  • 15.2 プロセスの名前付け
  • 15.3 I/O、PID、ノード
  • 15.4 ノードは分散の基本

第16章 OTP:サーバ

  • 16.1 OTP でのいくつかの定義
  • 16.2 OTP サーバ
  • 16.3 GenServer コールバック
  • 16.4 プロセスの名前を付ける
  • 16.5 インターフェースの整理

第17章 OTP:スーパーバイザ

  • 17.1 スーパーバイザとワーカー
  • 17.2 スーパーバイザは信頼のかなめ

第18章 OTP:アプリケーション

  • 18.1 これは伝統的なアプリケーションではない
  • 18.2 アプリケーション仕様ファイル
  • 18.3 Sequence プログラムをOTP アプリケーションにする
  • 18.4 スーパーバイザが信頼性の基盤
  • 18.5 コードのリリース
  • 18.6 EXRM―――Elixir のリリースマネージャ
  • 18.7 OTP は大きい、信じられないくらい大きい

第19章 タスクとエージェント

  • 19.1 タスク
  • 19.2 エージェント
  • 19.3 大きめの例
  • 19.4 エージェントかタスクか、それともGenServer か?

第III部 より高度なElixir

第20章 マクロとコードの評価

  • 20.1 if 文の実装
  • 20.2 マクロはコードを注入する
  • 20.3 コードとして表現を利用する
  • 20.4 値の注入のためのバインディングの利用
  • 20.5 マクロは健全
  • 20.6 コード片を走らせる他の方法
  • 20.7 マクロと演算子
  • 20.8 さらに深掘り
  • 20.9 とんでもなく深掘り

第21章 モジュールのリンク: ビヘイビアとuse

  • 21.1 ビヘイビア
  • 21.2 use と__using__
  • 21.3 総まとめ―――関数呼び出しのトレース
  • 21.4 use を使う

第22章 プロトコル―――ポリモーフィック関数

  • 22.1 プロトコルの定義
  • 22.2 プロトコルの実装
  • 22.3 利用可能な型
  • 22.4 プロトコルと構造体
  • 22.5 組み込みプロトコル
  • 22.6 プロトコルはポリモーフィック

第23章 かっこいい機能いろいろ

  • 23.1 自前のシジルを書く
  • 23.2 複数アプリケーションのアンブレラプロジェクト
  • 23.3 お楽しみはこれからだ!

付録A 例外:raise、try、catch、throw

  • A.1 例外を起こす
  • A.2 catch、exit、throw
  • A.3 独自の例外の定義
  • A.4 今はこの付録を無視してほしい

付録B 型仕様と型チェック

  • B.1 いつ型仕様が使われるか
  • B.2 型の指定
  • B.3 新しい型の定義
  • B.4 関数とコールバックの型仕様
  • B.5 Dialyzer の利用

付録C 参考文献

付録D 日本語版に寄せて

  • D.1 Elixir 作者より
  • D.2 原著者より
  • D.3 訳者より

索引

Home 書籍一覧 プログラミングElixir ▲ ページトップへ戻る