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3Dプリンティングと著作権を考える

達人出版会

400円+税

その3Dプリンターや3Dスキャナの使い方は、著作権を侵害していないのだろうか? 3Dプリンティングの現在、そして未来を建設的なものにするための権利のあり方を、米国での事例を元に考える一冊。

※本書のライセンスはCC BY-SAになります。購入いただいた電子書籍は、ライセンスに基づいた上での複製、改変、再配布等を自由に行うことができます。

関連サイト

本書の原著が下記サイトで公開されています。

内容紹介

3Dプリンタが知的所有権を奪い去るわけでないのは、コンピュータが知的所有権を認めているのと同じことなのだ。それでも3D プリンタは、知的所有権の仕組みがどのように機能しているかについてこれまでの前提を見直す機会を与えてくれる。

しかしながら、著作権を考える癖はなかなか止められないものだ。初めて3D プリンティングを目の当たりにした人の多くが、「これ本物?」、「どうやって作ってるの?」、「どうすれば手に入る?」に続いてする質問は、「海賊行為にならないの?」だったりする。つまり海賊行為と言えば普通、著作権侵害のことである。

本白書は、その海賊行為の質問に直接答えるものではない。3D プリンティングは道具であって、どんな道具もそうであるように、生産的な用途にもあまり生産的ではない用途にも使える。著作権で保護される物理的対象を無許可で複製するのは、その複製を作るのに3D プリンタを使おうが削り出しナイフを使おうが著作権侵害である。それは必ず起きることだ。

そうでなく、本論文は海賊行為についての懸念に先立つ、まだ人の口に出ていない疑問に答えようとするものである。それは、そもそもこの物は著作権で保護されるのか? ということだ。結局のところ、基となる著作権がないのなら、その権利の侵害だって存在しえないのだから。

(「はじめに」より抜粋)

書誌情報

  • 著者: Michael Weinberg, yomoyomo(翻訳)
  • 発行日:
  • 最終更新日: 2015-07-01
  • バージョン: 1.0.0
  • ページ数: 62ページ(PDF版換算)
  • 対応フォーマット: PDF, EPUB
  • 出版社: 達人出版会

対象読者

3Dプリンターに興味のある方、著作権と技術の関係に興味のある方

著者について

Michael Weinberg

Michael WeinbergはワシントンDCにあるデジタルに関する権利擁護団体Public Knowledgeの副代表である。また、3Dプリンティングと著作権の交差点を検討する白書『It Will Be Awesome If They Don’t Screw It Up: 3D Printing, Intellectual Property, and the Fight Over the Next Great Disruptive Technology』と『What's the Deal with Copyright and 3D Printing?』(本書)の著者でもある。Public Knowledgeでは広範な問題に関与しているが、とりわけ対象にしているのは著作権、連邦通信委員会、そして3Dプリンティングやオープンソースハードウェアといった新しい技術である(Public Knowledgeサイトより)。

yomoyomo

1973年生まれ。 ウェブサイトにおいて雑文書き、翻訳者として活動中。その鋭い視点での良質な論評に定評がある。著書に『情報共有の未来』、訳書に『デジタル音楽の行方』、『Wiki Way』、『ウェブログ・ハンドブック』がある。

目次

本書について

第1章 はじめに

第2章 知的所有権の種類と法律の仕組みについての簡単なおさらい

第3章 3Dプリンティングは既存のオンライン著作権システムに収まる

第4章 著作物性と3Dプリンティングの問題

第5章 ファイルの著作権、物の著作権

第6章 ライセンスは重要か?

第7章 結論

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